導入前の課題
カップゼリーの滅菌冷却装置への投入作業において、これまでは滅菌機前に人が立ちコンベアで流れてきたワークを滅菌機バケット内に人手で投入しておりました。
その際のコンベアスピードは0.3ⅿ/minと、一見速いスピードではないですが、1人(3交代)で同じ作業を繰り返しおこなっており負担がとても大きいことが課題になっていたことから自動化をご検討、当社にお声がけいただきました。
導入後の効果
そこで垂直多関節ロボットと移載機を組み合わせたアプリケーションをご提案いたしました。ですが、ロボットによる自動化を行うと人手による作業時と比べて投入スピードが落ちてしまうため、タクトタイムを落とさないようにするために、8~16個/回という従来より多くのワークをピックする形といたしました。更に多数個取りを行うため、ピックするワークを一時的に整列させるためのワーク供給用のコンベアを1ライン増設する改造も併せてご提案・実施いたしました。
これにより、稼働時間が約18時間で3交代の人員を割いていたところ、その3名をまるまる他の部署や他の作業に人員を割くことが可能になりました。また人的なミスなどによる製品の破損や品質保証上のリスクなどの低減も期待されます。
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