【気軽にできるIoT】クラウド型遠隔監視システム「ezeio」のご紹介
2021.1.15
- 自動化
クラウド型遠隔監視システム「ezeio」とは
今回は、鍋屋バイテック社のクラウド型遠隔監視システム「ezeio」についてご紹介いたします。
「ezeio」は気軽にIoTを始められる商品と言えます。
今までIoTを始めたかったけれど始められなかった・・・という方へ朗報です!
従来、IoTを導入するにあたっては次のような各種デバイスや通信設定が必要とされていました。
- インターネットゲートウェイ
- データロガー I/Oユニット
- PLC
- 通信設定
- サーバ
- ソフトウェア
これらIoTを導入するのに必須なもののせいで、IoTを導入することで予知保全を行いたいけれども諦めざるを得なかったという方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方にはこの「ezeio」は非常に最適な商品と言えます。
「ezeio」は各種センサのデータの取得からクラウドサーバへのデータ送信・監視・アラームまで備えたトータルシステムです。
そのため、接続するセンサを除いては、上記のような各種デバイスや設定は全て不要。
IoTシステムに必要な機能をパッケージ化していることから、すぐにIoTを始めることができるのです。
また、「ezeio」にはSIMカードを内蔵しており、携帯電話回線を使用した無線通信ができるため、屋外でも使用が可能です。
「ezeio」の導入事例
「ezeio」の導入事例として製造元である鍋屋バイテック社の予知保全事例をご紹介したいと思います。
導入について
鋳造工場の砂処理設備の予知保全のため、砂を運搬するベルトコンベアに取りつく24ヶ所のモータの電流値を「ezeio」にて監視。
電流値が閾値を超えた場合にアラームメールが送信されるよう設定しました。
この際に取りつけに要した期間は2日間、費用は本体、電流クランプ計、電線、人件費などで合計約25万円に抑えることができました。
導入効果
導入後しばらくして、「ezeio」が電流値の異常を感知し、アラームが頻発したため、現場を確認したところ、対象モータにて従動するローラーが回転しておらず、ベルトに負荷がかかっている状態でした。
最悪の場合、ベルトが切断し、ラインが停止してしまう事態を未然に防ぐことができました。
もしラインが停止した場合、復旧までに半日程度要すると見られるため、鋳物の枠単価5,000円×320枠=1,600,000円の損失が発生するところでした。
更に修理のための深夜・休日出勤対応の人件費などもかかってきますが、予知保全によりこれらを0円に抑えることに成功した事例です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
今回は鍋屋バイテック社のIoTシステム「ezeio」をご紹介させていただきました。
・より詳しく知りたい!
・導入を少し検討してみたい!
・まずはより詳細な資料が欲しい!
というような方は当サイトへお気軽にお問い合わせください。
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