今回ご紹介するのは薬液瓶の搬送ライン用ホルダー部品の製作事例で、こちらについても別ページにてご紹介している、ガイド部品、チャック部品の製作とセットで加工を承ったのものになります。

お声がけいただきました背景は、お客様工場にて搬送させる薬液瓶のサイズが、従来20Lであったところ30Lを追加で搬送させることになったことが挙げられます。お客様のほうで搬送装置メーカーに相談されたところ、レスポンスが非常に悪く、加えてコスト・納期の両方で満足いく回答ももらえなかったため、当社の提供するリバースエンジニアリングサービスをご利用いただく運びとなりました。
こちらのホルダー部品においては、ガイド部品やチャック部品とは少し異なり、新規サイズの30L瓶が従来サイズの20L瓶と比べて径だけでなく高さも高くなることから、この点について考慮した上で、チャック部品のサイズを計測し、双方の瓶の計測を実施しました。それを踏まえて数値を逆算して、製作する樹脂材の厚みと深さを変えた上で製図を行いました。これを以てお客様よりご了承いただいた後に実際に製作・加工を行い、納入いたしました。
搬送装置など自動機やFAについて、交換部品の加工・製作に関して、装置メーカー様に問い合わせてみても満足のいくご回答が得られないというケースがあれば是非当社までご相談ください。特にこの事例のようにR形状を有するワークについても、当社のリバースエンジニアリングサービスは対応しております。