こちらは食品工場様向けに製作いたしました窯蓋で、ポリカーボネートおよびEPDMを材質に使用して加工いたしました。
もともとこちらの食品工場様では、SUS製の窯にて精米を行っており、その窯の蓋もSUS製でした。しかし、これでは内部の状況が分からない状態になっていたため、内部に糠の付着が残っていることが見えなかったり、いつ清掃を行えばいいのか、どこを重点的に清掃を行えばいいのかなどが把握できなかったりと様々なお困りごとが発生しておりました。これらはひいては性能に影響が出てしまうものである為、お客様のほうで窯の中の見える化を図ることになり、当社にお声がけいただきました。

工場自動化ナビでご提案した材質はポリカーボネートで、これは透明でかつ耐衝撃性の高さによります。これにSUS製の取手とEPDM製のパッキンを取り付けた製品となります。
このようにポリカーボネートを使用して蓋を透明にしたことで窯の内部が確認できるようになり、清掃のタイミングも蓋を開けずに簡単に把握できるようになり、性能の長期的維持も実現いたしました。
工場自動化ナビを運営する東京ベルト（株）は樹脂加工品について、用途に応じた最適な材質のご提案・選定から承りますので、お気軽にお問い合わせください。