サクションスリーブ
業界 | 半導体・電子部品 |
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材質 | アルミ |
加工方法 | NC旋盤→汎用旋盤→マシニング |
サイズ | φ160×350L |
精度 | 軸部h7,傾斜円筒交点ポイント±0.03 |
用途 | サクション |
納期 | 約3か月(設計・製作ジグ設計含む) |
個数 | 6個 |
本ページでは製造装置の部品として使用される「サクションスリーブ」の加工事例をご紹介いたします。アルミ材を使用して加工したものです。
こちらの製作背景として、まずお客様がご使用される装置本体を海外メーカーより調達していることに端を発します。そのため部品起因でその装置が故障した際、海外のそのメーカーから部品を調達しようとするとコストおよび納期がかかってしまいます。そのため、お客様のほうで工程に組み込む前に装置を解体した上で、当社が各部品の図面化を行い交換部品を予め作る形のリバースエンジニアリングを実施したことが、このサクションスリーブの加工・製作背景です。
加工工程としては、まずNC旋盤にて粗加工を行いました。またこの部品形状はテーパーのかかっていることから偏肉加工を行う必要があるため、傾斜治具により汎用旋盤にて重さバランスを取りながら精密仕上げ加工を行いました。その後、同じ傾斜治具をマシニングセンターにセットしサクションをする穴加工を行いました。
今回の製作にあたって難しかった箇所は傾斜している円筒部の交点ポイントで、製品端面より幾何公差が設けられているためです。そこで、アジャストして傾斜が微調整できる専用治具を設計して製作に時間をかけることで、このサクションスリーブのリバースエンジニアリングに成功いたしました。
製造装置の交換部品の製作といったリバースエンジニアリング加工については、当社にお任せください。
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